安曇野まるっと体験旅

せっかく旅行をするなら、数年先にも思い出話になるような旅がしたい!でも、記憶に残るって、どんな旅をすればいいの?
実は、記憶に残りやすい観光の経験には4つのタイプがあるんです。(佐々木(2007)観光旅行の心理学

  1. 異質感      せっかく旅行に来たんだから、いつもと違う体験を!

  2. 緊張感      ドキドキした思い出って忘れられない!

  3. 解放感      思いっきりリラックスしよう!

  4. 娯楽感      やっぱり楽しむことが旅行の醍醐味!

この4タイプを経験できちゃうのが、安曇野市。
今回わたしたちは、一眼レフを構え、装着型カメラを頭につけて、安曇野をまるっと体験してきちゃいました!
全力で体験し、全力でカメラに収めてきたわたしたちの体験レポで、みなさんを安曇野へお連れしちゃいます!

 

1.     安曇野といえば? わさび漬け体験&クリアボートで「異質感」体験

 

安曇野市に来たら、やっぱりわさびは外せないですよね。
わさびコロッケなんて響きから食欲を誘うものや、わさびソフトなんて変わり種も楽しめちゃうのが安曇野市。でもそれでは、まだまだわさびを堪能しきれているとは言えません!
めいっぱいわさびを味わいたい、そんなあなたのためにあるのが、大王わさび農場のわさび漬け体験

 

昔からずっと変わらない手法で作っているんだそう。自分の手で丁寧に刻んで作ります。
まな板の上で、トントンと心地よいリズムでわさびの根を刻んでいると、ふわっとわさびの香りが立ちます。
思わずおなかが鳴って、ひとくち味見。
わさび漬けになる前の、わさびの根茎。口に入れた最初の瞬間は、意外と苦い……?
噛んでいるうちに、ピリピリと辛みが出てきます。
うーん大人の味……!いつもとは違ったわさびの新しい一面を味わえました。

わさび漬けの本当のおいしさが味わえるのは、2日間ほど寝かせてから。
お皿に出してみると、酒粕とわさびの香りがお部屋いっぱいに広がります。

つやっとした酒粕の、やわらかな甘みが、とれたてわさびのぴりっとした辛さを引き立てていています。
ご飯のお供、お酒のおつまみにもぴったりかも。

さてそんな安曇野のわさびに欠かせないのが、それを育てる澄みきった水です。

綺麗な水を、近くでおもいっきり楽しめちゃうのが、クリアボート体験!ボートの上からのぞき込む安曇野の水は透明度が高く、水底がはっきり見えます。

「いち、に」の掛け声に合わせて、パドルで水を掻くと、ちゃぷちゃぷといい音がして、楽しくなってきちゃいます。
ボートから足を出して水につけてみると、キーンと冷えていって、とても気持ちよかったです。みなさんもぜひ涼を求めて訪れてみてはいかがでしょうか。

わさび漬け体験のできる大王わさび農場とクリアボート体験ができる安曇野气船は隣接しているので、絶好の「安曇野体感」スポットですよ!

 

わさび漬け体験・大王わさび農場情報
住所      :〒399-8303 長野県安曇野市穂高3640
電話番号    :0263-82-2118/申し込み 0263-82-2118
営業時間    :3月~10月 9:00~17:20/11月~2月 9:00~16:30
予約      :必要(ご来場2日前まで)
所要時間    :約20分
料金      :1,080円
URL       :https://www.daiowasabi.co.jp

 

クリアボート体験・安曇野气船情報
住所      :〒399-8303 長野県安曇野市穂高3640
電話番号    :0263-87-9828
受付時間    :一般 10:00~14:00/団体 14:30~16:00
開催時期    :例年4月下旬~10月末
休業期間    :一般 7月第1週の平日(第2週の場合もあり)/団体 7月第1週・第2週の平日は設定不可
予約      :団体(29名~)のみ必要
所要時間    :約20分
料金      :12歳以上 1,200円/6~11歳 900円/5歳以下 100円
URL       :http://www.azuminokisen.com/?page_id=24

 

2.     風を切る爽快感 サイクリングで「緊張感」体験

 

わきを見れば透き通った水のせせらぎ、民家の入り口にはほほえむ道祖神。
目的地までの道中にも、様々なものが目を楽しませてくれる安曇野市は、ぜひ自転車で観光をしてみたいもの。
最初にご紹介した大王わさび農場、安曇野汽船も、大糸線穂高駅から自転車で行けばあっという間です。
ときおり自転車を止めつつゆるゆると走るのもいいですが、クルマ通りの少ない川沿いや田んぼ道を、思いっきり走ってみると、気分は爽快!

 


 

木々の間を走っていくと、鳥のさえずりが耳をかすめ、住宅街を抜け田んぼ道に入ると、大きな山と広い空が視界に飛び込んできます。
風をきって力いっぱいペダルを漕ぐと、まるで冒険しているみたいな、幼いころのワクワク感!このまま、どこまでも行けちゃいそう!

今回利用させていただいたレンタサイクル屋さんは、穂高駅を出てすぐの「しなの庵」さん。
しなの庵さんのHPには、今回ここには載せきれなかった、安曇野のおすすめサイクリングルートが紹介されているので、要チェックです!
さわやかな安曇野の風を浴びながら、ドキドキのサイクリングを楽しみましょう♪

 

レンタサイクル・安曇野レンタサイクル&レンタカーしなの庵情報
住所      :長野県安曇野市穂高5951-2
電話番号    :0263-82-3730
営業時間    :8:00~日没まで(貸出)
営業時期    :3月中旬~12月中旬(冬季はレンタサイクル休業でレンタカーのみ)
予約      :可能
料金      :200円/時間(普通自転車)
URL       :http://www.shinano-an.com/

 

3.     八面大王とにらめっこ 足湯で「解放感」体験

 

サイクリングでドキドキしたり汗をかいたりしたあとは、足湯でほっとリラック……

 

?!?!
そう、こんなかんじでいろんな表情をした大王さまをぐるっと囲んで浸かるのが、八面大王足湯
八面大王とは、昔から安曇野の人たちに語り継がれてきた伝説の鬼のこと(八面大王足湯横の看板より)です。正面のこの顔は「THE 大王さま」という感じですが、

 

裏に回りこんでみるとこんなお茶目な顔も。
そして、こちらの顔の足元に湯口があるため、正面側と比べるとお湯が3℃くらい温かかったです。

 

 

底には、足つぼを刺激する細かい石が敷かれています。
健康じゃない人は、大王さま顔負けの変顔で歩くことに!
横並びに座席が並ぶよくあるタイプの足湯ではなく、大王さまをぐるっと囲んで浸かるので、ほかのお客さんたちと向き合う形になり、話もはずむかも。
わたしは、親切なおばさまに「あなた、スカートお湯に浸かっちゃってるわよ!」なんて教えてもらいました(笑)。
膝丈のスカート、短いズボンなど足を出しやすい恰好で行くことをおすすめします。
ほっと温かいお湯と足裏刺激の石で、心も身体も思いっきりリフレッシュしちゃいましょう。

 

八面大王足湯情報
住所    :安曇野市穂高有明7750-1
料金    :無料
URL    :https://www.city.azumino.nagano.jp/site/mizumonogatari/2480.html

 

4.     センスが試される……? 吹きガラス制作で「娯楽感」体験

 

せっかく安曇野市に来たのだから、この先ずっと手元に置ける、かたちになった思い出をひとつ残したいもの。
そこでおすすめなのが、安曇野アートヒルズミュージアムの吹きガラス制作体験。実は安曇野市は、ガラスにゆかりのある町なのです。
工房に入ってエプロンを着けたら、作りたいガラスの色やかたちを選択します。

 色とりどりのガラスを前に、どれにしようか迷う時間も楽しみのひとつ。ここがセンスの見せどころです!

長い鉄の棒に口をあて力いっぱい吹くと、オレンジ色の塊だったガラスが、まるで命を吹き込まれたかのようにじんわりと形を変えていき、丸みを帯びます。
熱でオレンジ色に光っているガラスはとても柔らかく、道具越しに触れるのも緊張。手元に全神経を注ぎます。ガラスに触れるときはどきどきの一瞬。

ですが、安曇野アートヒルズミュージアムさんでは、職人さんがとっても丁寧にアシスタントしてくれるので「不器用だから……」「とんでもないものができるかも……」なんて心配はいりません。こんなに綺麗なガラスができちゃいます。

 

 

手元に残ったガラスを見ながら、数年先まで思い出話ができるような旅になりますように。

 

吹きガラス制作・安曇野アートヒルズミュージアム情報
住所      :〒399-8301 長野県安曇野市穂高有明8161-1
電話番号    :0263-83-5100
営業時間    :【夏期】9:00~18:00【冬期】9:00~17:00 冬季例外あり
予約      :必要(前日17時まで)
所要時間    :約15分
料金      :3,700円(一輪挿し)
URL      :http://arthills-museum.jp/workshop/glassblowing

この体験レポを通して、安曇野市をまるっと体験していただけましたか?
自分の手で触れたり、見たり、聞いたりした体験は、旅が終わった後にもずっと記憶に残り続けるもの。
今度はぜひ自分の手で、目で、耳で、安曇野をまるっと体験してみてください。
思い出話をするまでが、旅ですよ♪