2017年の新語・流行語大賞に選ばれた「インスタ映え」をご存知ですか?
「インスタ映え」とは、インスタグラムに写真を投稿したときに見栄えが良いことを指します。
現在、日本では2000万人以上が写真共有アプリ「インスタグラム(Instagram)」を利用しており(Insta Lab, 2017)、若者を中心に、自分の撮った写真を他の人に共有したり、人の写真を見て楽しんだりすることが流行しています。
ジャストシステムの調査では、どのような写真が素敵だと思うか尋ねたところ、「美しい色合いになるよう、意識された写真」が46.8%と最も多く、続いて「青い空、樹木など、自然をうまく取り入れた写真」が45.4%となりました。そのほかにも、人物の入れ方が工夫されている写真など、ちょっと人とは違った写真に魅力を感じる人が多いようです。
そんな写真ブームの中、今回おすすめしたいスポットは長野県安曇野市です!安曇野には、良い写真を撮るために必要な魅力的な被写体がたくさんあります。自然いっぱいの国営公園や大王わさび農場など、安曇野の特色を詰め込んだ観光スポットがあり、写真旅をするのにぴったりなんです。
自然に癒されながら、撮り方を工夫した安曇野ならではの写真を撮りましょう!
今回使用するのは、こだわりを追求できるデジタル一眼レフカメラ(Nikon D3300)と、撮ったその場で現像できる“チェキ“ instax mini8+です。
Nikon D3300
instax mini8+
一眼レフで撮影した写真には、撮ったときのカメラの設定を載せているので、ぜひ参考にしてみてください!
それでは、さっそく紹介していきます。
〇国営アルプスあづみの公園
安曇野といえば豊かな自然。そんな安曇野の自然を最大限に感じるなら、あづみの公園がおすすめです。四季折々の花や植物をのんびり見てまわったり、そば打ちや木のコースター作りといった体験を楽しんだり…家族・友達・恋人など誰と来ても楽しめる施設です。
今回は、そんな大自然を最大限に活かした写真が撮れるあづみの公園で、おしゃれ×自然をテーマに写真の撮り方を紹介します。
空を大きく写した写真、簡単そうに見えて、実はなかなか場所を探すのが大変…と思ったことはありませんか?
ここあづみの公園なら、そんな悩みは不要です。空をバックに人物を撮ってみましょう!
カメラをできるだけ地面近くに構えて、空が大きく映るようにしましょう!カメラの露出を高めに設定すると爽やかな印象の写真になります。
水晶玉に安曇野の空を閉じ込めると、少し幻想的な雰囲気になるかも…?
撮影場面を横から見るとこんな感じ
撮影者は、思い切って地面に寝転んで撮ってみましょう!
ここでもう一工夫!チェキとカラーフィルムを使ってみましょう。左は緑色のフィルムで、右はピンク色のフィルムを使用しています。
一眼レフとは違った雰囲気が楽しめます。
撮り方は簡単!チェキの前にフィルムを持ってシャッターを押すだけです!
人が隠れてしまうような大きな木がたくさんあるのも、自然豊かな安曇野ならではです。
木に囲まれた雰囲気のある場所で撮ってみましょう。友達と一緒に木の両側から顔をだして、笑顔いっぱいで!
そして!運が良ければ、公園内で猿を見ることができるかもしれません。私たちは10匹以上の猿に遭遇しました!
あづみの公園にはよく猿が出没するようなので、もしかしたら遭うことが出来るかも?
でも猿に遭っても、急に近づいたり大声を出したりしないように気をつけましょう!
安曇野公園の隠れスポットをご紹介。
まっすぐにのびる水路が特徴的なこの場所は、チェキを使ったPhoto in Photoに挑戦するのにぴったりです。
まず、チェキで一枚撮ります。このとき、場所が分かるように撮るのがポイント!
次に、同じ場所でチェキで撮ったフィルムを手に持ち、写真の風景をバックにして一眼レフで撮ります。
Photo in photoによってちょっと素敵な雰囲気に!
あづみの公園の隠れスポットをもう一つご紹介します。
実は!あづみの公園のとっても高い場所にブランコがあるんです。あまり知られていませんが、ブランコを漕ぎながら安曇野の街を一望できる珍しいスポットです。
ブランコが一番高い位置に来たときに下からのアングルでパシャリ。足元には安曇野の街が広がります。
友達と一緒に、思いっきりブランコを漕ぎましょう!ポイントは二人で漕ぐタイミングを合わせることです。
夕方に行くと日陰になっていて、人物のシルエットが印象的な写真を撮ることができます。
そして、このブランコがある場所の下には、見渡す限りの美しい水田が広がっているんです。
田んぼの季節には、足下を映した写真にしてもいいかもしれませんね。
安曇野の多彩な魅力を持ち合わせたあづみの公園。春・夏にはたくさんの花々、秋には紅葉、冬にはイルミネーションと、いつ訪れても楽しめる場所です。
今回紹介したもの以外にもたくさんの写真スポットがあるので、ぜひあづみの公園へ足を運んでみてください!
〇大王わさび農場
次のスポットは、大王わさび農場です。
安曇野と言えば日本有数のわさびの名産地。中でもこの大王わさび農場には日本一広大なわさび田があるんです。なんと東京ドーム11個分という広さ!
名水百選にも選ばれている綺麗な水を楽しむことが出来るのも大きな魅力です。
そんな大王わさび農場では、美しい水や、広大なわさび田、水車小屋などを撮ることができます。
今回は、安曇野ならではのソフトクリームやわさびのオブジェを使って、大王わさび農場の魅力を伝える、ちょっと人とは違った写真の撮り方をご紹介します。
自分や友人、家族を写真におさめたいのはもちろんですが、旅行先で食べた「おいしいもの」も記憶に残したいですよね。背景を工夫して、自分が食べた思い出のひとしなを魅力的に撮ってみましょう。
大王わさび農場では、安曇野名産のわさびと林檎を使用したソフトクリームが食べられます。どちらも素材の味が生かされており、味覚で安曇野を感じられる一品です。特にわさびソフトクリームは、わさびの風味と牛乳の滑らかさが絶妙です!わさび農場に行ったら、ぜひ食べてみてください。
それでは、ここで安曇野の綺麗な水をバックに映して、パステルカラーな一枚に挑戦しましょう!
カメラを絞り優先モードにして、F値を小さい数字に設定します。
ただ、背景がボケすぎると水の綺麗さが分からなくなってしまうので、F値を調整しながら撮ってみましょう。
ソフトクリームをカメラに近づけて撮るのがポイント!
カメラの露出を高めに設定すると、ふんわりとした色合いの写真になります。
大王わさび農場といえば、やっぱりわさびのオブジェ!
家族や友達と並んで写真を撮っている姿をよく見かけます。広大なわさび田とオブジェが撮れるこの場所は、安曇野の思い出を写真に残すにはぴったりの写真スポットです。
そんなオブジェで、ちょっと面白い写真に挑戦してみましょう。
遠近法を使った撮影なら、いつもと同じオブジェでも一味違う面白い写真が撮れちゃいます!
一番のポイントは手の位置です。わさびの根と葉の間をねらって手を添えると、しっかりわさびを持っているように見えます。
そして、わさびを持つ人ではなく、撮影者が動きながら手の位置がぴったり合うように調整すると、うまく撮ることができます。
撮影風景はこんな感じです。
わさびのオブジェと同じく欠かせないスポットがこの水車!
でも、天気や時間、人の多さなど様々な条件があり、HPみたいな綺麗な写真を撮るのはなかなか難しい…。
そこで今回は、水車を使ったちょっと面白い写真を撮ってみましょう!
水車の手前で腕を伸ばして、思いっきりジャンプ!水車に巻き込まれてしまうようなちょっと面白い写真に。
カメラをシャッタースピード優先モードにして、シャッタースピードを速めに設定し、ジャンプした瞬間を狙ってシャッターを切りましょう。
ジャンプする人は、水車に掴まるように指を丸めて飛ぶのがポイントです。
ぴったり合うように撮るのはなかなか大変ですが、何回もチャレンジしてみてください!
水車を使ってもう一枚!
一眼レフを使えば、水車の動きを生かした写真を撮ることができます。
シャッタースピード優先モードで、シャッタースピードを遅く設定して撮ってみましょう。ゆっくりと動いているはずの水車が高速回転しているような不思議な写真に。
大王わさび農場には、広大なわさび田や趣深い水車小屋などがあり、日本の原風景を楽しむことできます。今回紹介した以外にも、落ち着いた雰囲気のポプラ並木や、カップルで渡ると幸せになれるといわれている幸いのかけ橋などがあるので、写真を撮りながらゆったり散策してみてください。
そして、ソフトクリームだけではなく、そばやわさび丼、わさびカレーなど、産地ならではのメニューを楽しめるので、食事場所としてもおすすめ!
また、マイ箸やわさび漬体験をすることもできるので、おみやげも作れます!
見てよし、食べてよし、体験してよしの大王わさび農場。ぜひぜひ行ってみてください!
撮影場所
○国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区
長野県安曇野市堀金鳥川33-4
営業時間
9:30~17:00(時期により異なります)
入場料
大人(15歳以上)450円、シルバー(65歳以上) 210円、小人(小中学生)・幼児 無料
駐車料金
無料
田園文化ゾーン 安曇野の田園風景や山岳景観を楽しむことができるゾーン
出典:国営アルプスあづみの公園
里山文化ゾーン 安曇野の懐かしい里山風景を再現したゾーン
出典:国営アルプスあづみの公園
○信州安曇野 大王わさび農場
長野県安曇野市穂高3640
営業時間
3月~10月 9:00~17:20
11月~2月 9:00~16:30
入場料・駐車料金
無料
出典:信州安曇野大王わさび農場
写真の楽しみは撮影だけではありません!
せっかくこだわり抜いて撮った写真、いつも見えるところに飾ってみませんか?
麻紐とクリップを利用して写真を壁に貼るだけでも、楽しかった旅行の思い出を何回も見ることができます。
他にも、チェキを透明なコップに入れてみたり、マスキングテープで壁に額を作ってみたりと、色々と工夫して楽しむことができます。
今回紹介してきた長野県安曇野市は、観光地として楽しめるのはもちろん、良い写真を撮るにもぴったりな場所です。豊かな自然が生かされた、若者からお年寄りまで楽しめるスポットがたくさんある安曇野で、思い出に残る写真を撮りませんか? 一度行けば、安曇野に魅了されること間違いなしです!
さあカメラを持って安曇野へ写真旅に出掛けましょう!
また、現在Instagramで安曇野の写真を募集しています。
安曇野の魅力あふれる風景、人物、グルメ、伝統、文化など、ご自慢の写真を投稿ください。ほかの人にも見てほしい、行ってほしい、安曇野のこんなところがステキだった!そんな1枚をお待ちしています!
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